クルーメニュー:イタリアでの結婚式中

イタリアで結婚式(披露宴)を行う楽しみのひとつは「食」。世界中から愛されるイタリア料理でゲストをおもてなしすることで、誰もが楽しめるパーティになること、間違いありません。

イタリアで結婚式を行う場合、このようなメニュー構成がベースとなります。

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<式後のアペリティフ(カクテル)>

食前酒とともに、様々な種類のおつまみが用意されます

<披露宴メニュー>

前菜

パスタやリゾットなどの料理(1皿〜2皿)

メイン(お肉やお魚 1皿〜2皿)

付け合わせ

デザート(ビュッフェスタイルの場合もあり)

ウエディングケーキ

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イタリアでは慣習として、その場にいるスタッフにも配給(笑)されます。

ゲストと同じメニューかそれに近いもの、もしくは「クルー(スタッフ)メニュー」としてまったく別のものがサービスされることもあります。

スタッフというのは、コーディネーター・カメラマン・音響担当(奏者・DJ・照明スタッフなど)などです。要はその場に居るスタッフ、です。

もちろん、「仕事中」ですので、ゆっくりと食事、ということではありません、お客様がお召し上がりのときにササっと済ませ、食事中でも常に現場から目を離すことはありません。必要があればお客様の元にすぐに駆けつけます。従ってスタッフのためのテーブルは、通常披露宴を行うスペースの外ですが、すぐ脇、お食事をサービスするスタッフの通り道に設置されることが多いです。

それでも、(通常)究極的に空腹な状況に逸品のお料理はなによりのエネルギー。

たとえば

 

前菜

 

リゾット

 

 

お肉

 

このあと、デザートは飛ばし、ウエディングケーキがサーブされました。

「仕事中に、しかも披露宴の最中にスタッフが食事!?」と驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。ワインだって(少しですが)出るのですから・・。ただ、長丁場なので食事も確かに大切です。たとえばこの日のウエディングは、1組にほぼ12時間体制。エネルギー補給も必要ではあります。こういう美味しいお料理をときどき食することができるのは、とても幸せなことです。たとえそれが、「空腹を満たすためのみ」であったとしても。。そしてまたみんな元気に仕事を続けられるのです。食後は新郎新婦・ゲストともに夜通し飲み・踊り、となりますので、実に体力勝負、ある程度の状況になりましたら、スタッフ全員失礼させていただく、という流れです。

 

日本に比べて「ゆるい」イタリアのシステムです。

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